変更日時 | 変更内容 | 担当者 |
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2024/06/01 | 初版 | PTK |
本マニュアルでは講座で使用するアプリケーションと、USB シリアル通信を行うための USB ドライバのインストールを行う手順を説明します
Arduino IDE とは Arduino ボード上で動作するソフトウェアを開発するために作られた統合開発環境です。ソースコードの編集、マイコンへの書き込み機能などの機能を有します。C 言語と C++をベースとした「Arduino 言語」によってプログラムを作成できます。
Arduino とは
Arduino ボード(ハードウェア)と Arduino IDE(ソフトウェア)から構成されるシステムです。ワンボードマイコンの一種であり、I/O ポートを備えることで拡張性に富んだ装置として使用できます。 オープンソースのハードウェアとソフトウェアであり、簡単な規定さえ守れば誰でも自由に使用できます。
プログラムを開発し、マイコンに書き込む Arduino IDE のインストールを行います。
Arduino IDE 公式サイトより、インストールファイルをダウンロードします。
ZIP ファイルも選択できます
インストーラー(exe, msi)だけでなく、インストール不要の zip 圧縮ファイルも選択できます。社用 PC などインストールできない場合にはこちらを選択してください。 エクスプローラーでファイルを右クリックし「すべて展開」することで解凍され、実行可能になります。
寄付やメール登録を促す画面が表示されます。Just Download を選択することでパスできます。
講座ではESP32という Arduino と互換性のあるマイクロコントローラを使用します。
Arduino IDE で ESP32 を開発するためのサポート (Arduino-ESP32 support)をインストールします。
まず、Arduino IDE を起動します。
ファイル > 基本設定 の順にクリックします
下にある 追加のボードマネージャの URL に注目してください。ここに下記の URL を貼り付けます
https://espressif.github.io/arduino-esp32/package_esp32_index.json
OK ボタンをクリックします。
ツール > ボード > ボードマネージャ の順にクリックします。
(左側のメニューの上から 2 番目のアイコンをクリックしても開けます)
検索フォームで esp32
と検索して esp32 by Espressif Systems
がヒットします。複数表示された場合は 開発元が ESP32 のEspressif Systems
になっているか確認してください。
インストール ボタンをクリックしてインストールします。(インストールには時間がかかります)
ArduinoIDE を使用して ESP32 にプログラムを書き込む際には、USB ケーブルで接続して通信します。この際に必要なドライバのインストールです。
※ 使用する PC や OS のバージョンによっては必要ありません。不明でしたら講座当日のインストールでも構いません
UART とは
PC と ESP32 との間の通信に使われるプロトコルです。通信は特定のビットレート(Baud Rate: ボーレート)で行われます。 ESP32 にプログラムを書き込んだり、ESP32 からのデータをリアルタイムで表示(ArduinoIDE のシリアルモニタ機能)できます。
https://www.silabs.com/developers/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers?tab=downloads からドライバをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。
Windows のスタートボタンを右クリック し、 デバイスマネージャ をクリックして開きます
ポート(COM と LPT) をクリックして展開します